2025年01月24日

映画「敵」をみた

筒井康隆原作、吉田大八監督、長塚京三主演の映画。

恐かった。
主人公の渡辺儀助(77歳)は元大学教授。奥さんには先立たれ今は一人暮らしをしている。元大学教授らしくインテリで丁寧な暮らしをしている。教えや友人と楽しく過ごしている。

映画中盤あたりから、夢なのか現実なのか、または老いからくる痴呆のようなものなのか、不思議な出来事が混ざり始める。

どこまでが現実でどこからが妄想なのか。もしかすると本人もわからない。たぶん筒井康隆自信も曖昧に書いているんじゃないだろうか。

だから恐い。
今56歳、主人公の年齢まで21年。長いのか短いのか。

どこまでが現実でどこからが妄想なのか、もう一度映画をみて確かめるのもおもしろそうだ。