夕方、何気なく庭に出たら、外国人のような日本人のような方が話しかけてきた。

「このサボテンの葉っぱを1枚いただけますか？」と。

いいですよ、と応えた。

その方は葉っぱというより、葉っぱについている実が欲しいらしい。

サボテンの葉っぱにはたくさんのトゲがあるので、気を付けて切らないといけない。

剪定ばさみを持ってきて、葉っぱを入れる箱を準備していると旦那さんも車から降りてきた。

聞いてみると、奥さんはペルー人で旦那さんは、聞いたけど忘れてしまった。（南米系の人）

旦那さんがこのうちわサボテンの実を食べたがっていることがわかった。

旦那さんの国では普通にこの実を食べるらしい。食べないなんてもったいないと言われた。

うちわサボテンの実は真っ赤に熟してから食べたことがある。

まずくはないけど、うまいとか、甘いとは感じなかった。

旦那さんいわく、真っ赤になったら塾しすぎだそうだ。

緑から黄色になりかけている、今頃が食べ時。

実のまわりにもトゲが付いているので、上手な切り方も教えてもらった。

ということでいろいろ情報を教えてもらいながら、実のいっぱいついた葉っぱを何枚かプレゼントした。

たぶん、この二人はまた来ると思う。